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ふんしゃうについて

【書誌】
3冊箱入。寸法、縦23.7糎×横18糎。表紙は錦糸織・唐草模様。上 24丁、中 26丁、下 20丁。絵入・天地は金箔散らし。挿絵数15図。延宝頃の書写。

【内容】
半紙本の大きさの奈良絵本。列帖装であるところに、この手の絵本の特色がある。挿絵は、各帖5図ずつ。画風はきっちりとしており、専門の絵師によるものと思われる。内容は一介の塩焼きであった文正の出世物語。めでたいおはなしとして、年頭に読まれたりした。お伽草子を代表するもので、多くの伝本が存する。