Niffon no cotobani yo confesion トップへ
Niffon no cotobani yo confesionについて

【書誌】
 1冊。66頁。ベーラム(子牛皮)装。縦21.4糎、横14.5糎。
偶数頁はキリシタン式ローマ字綴りによる日本語で記され、奇数頁は同じ内容がラテン語で記されている。スペイン人神父のコリャードの著作で1632年、ローマで刊行。

【内容】
 本書の日本語は日本人信者による口語で書かれており、タイトルページも洋語(キリシタン術語)をまじえた日本語綴りが6行目まで記されており、翻字すると、『日本の言葉にようコンヘション(懺悔の意)を申す様体と、またコンヘソル(聴罪司祭の意)より御穿鼚めさるるための肝要なる条条のこと。談義者の門派のフライ、ヂェゴ・コリャードという出家、ローマにおいて、これを仕立てものなり。1632。』とある。
この意をとって、本書の書名を通例「ザンゲロク」という。
1632年(寛永9年)の成立。