俵藤太絵巻 トップへ
俵藤太絵巻(たわらのとうた えまき)について

【書誌】
 絵巻3軸。表紙寸法、縦33.0糎、横31.6糎。全長、上巻1514.2糎、中巻1494.8糎、下巻1384.1糎。挿絵数、上巻6図、中巻7図、下巻7図。寛文・延宝頃の製作。

【内容】
 江戸時代の寛文・延宝頃に作られた、いわゆる土佐絵風の大型絵巻。挿絵は、上巻に六図、中巻に七図、下巻に七図、計二十図。お伽草子の「俵藤太物語」を絵巻化したもので、藤原秀郷の百足退治・竜宮行伝説と平将門討伐伝説の二部から構成されている。伝本としては、主に絵巻で伝わっており、金戒光明寺に存する古態本と、寛永絵入り版本系の二系統に分類される。本学図書館蔵本は、後者の系統に属する。