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鶴の草子(つるのそうし)について

【書誌】
3冊箱入。寸法、縦29.5糎×横22.5糎。袋綴。上 23丁、中 24丁、下 23丁。表紙は縹色紙水辺草花金泥文様。絵入・天地は金箔の霞。挿絵数21図。江戸中期(?)の作品。

【内容】
大型の縦本の奈良絵本。挿絵は、各帖7図ずつ。昔話の「鶴女房」と同根の物語を基とするが、その中心である機織の話がなく、殿様の難題とその解決にともなう異境の訪問譚などが加わってできたお伽草子。伝本は、本学図書館蔵本と同じく三冊本の他、一冊(こちらのほうが古態)本でも伝わる。